いろいろなんでも


by ikeday1
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北朝鮮問題、安保理へ

北朝鮮問題が安保理に上程されることが、ほとんど確定的になっているような気がする。米国(だけ)が主張している「6月には安保理へ」という方針も、声だかに反対する国が見当たらないし、北朝鮮が6カ国協議に立ち戻る気配さえない。こういった中やはり気がかりなのが、中国の動きである。なんせ、中国は安保理の常任理事国であり、拒否権を持つ国である。また、北朝鮮にとっては唯一の同盟国であり38度線が事実上封鎖されている現状では唯一の国境を交える国でもある。その中国が北朝鮮の核開発を破棄させようと始まった6カ国協議の議長国として、この会議を裁量し、方向付けようと言うのだから、皮肉なもんである。アメリカや日本も「中国にならそれくらいの度量はあるだろうし、もし6カ国協議が失敗したら中国のせいにすれば、安保理で中国が拒否権を行使しづらくなる」という計算もあったのだろう。で、今中国に対して、経済的、政治的な逆風が強くなっていることは周知の通りであり、当然、ちっとも進まない6カ国協議議長国としての責任についても国際的な圧力が増大しつつある。

さて、安保理に北朝鮮問題が上程されたときに中国はどう動くのだろう。6カ国協議をろくに進められなかった責任を取って拒否権行使は控えるのだろうか?いまや、北京オリンピック開催だけではなく、中国の常任理事国の位置に関しても疑問が呈されてきている。ここで、中国が拒否権を発動したらその風潮はますます増大し、中国排斥の動きが全世界的に広がる可能性もある。そうなれば、中国国内の反政府勢力も勢いを増すことになるだろうし、共産党の民衆締め付けも弾圧へと向かうことも考えられる。

我が国としては、6カ国協議の開催を堅持する姿勢を示しながら、この問題に関して中国の国連でのポテンシャルを削ぐ努力をすべきである。すなわち、安保理に上程されたときには、「北朝鮮が核を保有することは極東地域の軍事的バランスを大いに崩すことになり、その対処に中国が北朝鮮サイドに回るような動きをするのならば、中国はもはや地域の安定に口出しする資格を有しない!」くらいなことは言って欲しいものだ。そのすぐ後には国連安保理の改革決議が行われる予定でもあるし、我が国としては国連での発言力を大いに高める行動をとらなければならない。これは千載一遇のチャンスである。
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by ikeday1 | 2005-05-04 15:04 | 日頃の思い