いろいろなんでも


by ikeday1
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マスコミとblog

メジャーなジャーナリズムがブロッガー達に浸食されようとしている。もはや、マスメディアが有していた2次情報の価値が薄れており、マスコミが世論をリードするなど、お笑い草になっていると言っても言い過ぎではなくなっている。マスメディアが有している価値は1次情報と2次情報である。これは様々なblogにも書かれているのでそちらを参考にして欲しい。
この1次情報の獲得はコストもかかり、マスコミとしてのステータスが効果的に発揮できる部分でもある。多くのカメラマン、記者を抱えて、すべての官公庁、各種機関、企業等に張り付いて情報を得、更には事故などの現場にすぐさま出張って行き、記事を送るとともに、写真や映像を入手する。まさに、資金が必要であり、マスコミ各社はしのぎを削ってその第一人者足るべく努力をしている。

さて、マスコミは強力な1次情報収集能力に自分勝手にその情報を加工する2次情報提供能力を付け加えて、これまで世論の形成に尽力してきた。誰でも、マスコミの顔色をうかがうという事態である。これがまさに第4の権力と言われるゆえんである。しかし、今や世論はマスコミのコントロールする部分が大いに削がれてきている。blogの登場である。blogは色々な人たちが色々な意見をぶつける場である。一つの1次情報を様々なソースから入手し、自分なりの意見を表明する。同様な意見、または異なる意見の持ち主にトラックバックを送る。書かれている記事に対して賛成/反対のコメントを送る。そうして、様々な人たちが自分たちの考え方を戦わせて、より高位な議論に展開してゆく。blogの醍醐味である。これに対して、マスコミは自らが提供した2次情報に関して、議論する場を提供することはない。なぜなら、自分たちが招聘した論説委員/議員/評論家その他諸々の人々に多くの視聴者達と意見を戦わせる気がないからである。仮に、議論に負けてしまった場合、そのメディアはとんでもない汚名を着るだけでなく、新聞であれば売れなくなるだろうし、テレビなら視聴率が低下するからである。すなわち存在意義を問われる結果となってしまうのを恐れるわけである。
その反面、ブロガー達は、何をも恐れずずけずけと色々なことを書いてくる。大手マスメディアに対する批判も大いに書かれている。これまでマスメディアが是としたことを、おおっぴらに批判する。そして、少なくとも、そこには政治的な考慮などを排除した純粋な議論が存在している。

こういった事態を重く受け止めるマスコミは、盛んにインターネットは悪の巣窟だとの議論を展開している。掲示板の書き込みによる小学生殺人事件やら、出会い系のよるストーカー殺人事件、ネット上で集めた集団自殺などの例を引き、盛んにその存在を否定しようとしている。勿論、ネットには暗い部分が存在するし、ともすれば容易に流出してしまう個人の情報は保護されなければならないことは誰でも認めるところである。が、それをもってすべてのネットワーカーをオタクのように扱い、マスコミを信じていれば何事も間違いないというような論調は、笑止の沙汰だと言わざるを得ないだろう。また、「ネット上での議論は匿名性を保持している反面、我々の主張(例えば朝日新聞社の社説)はすべて(朝日新聞)社が責任を持って提示している。匿名性のある無責任な議論には一考だにする価値もない。」という主張でさえ、社説の論説委員が正々堂々と議論に打って出ることもできない現状では、ブロッガー以上に無責任で匿名で、その社会的な影響力を楽しんでいると解釈せざるを得ない。

googleは「検索の結果を表示する」という名目で、各新聞社の記事を無料で提供するサービスを行っている。マスコミ各社が大量のコストを払って得た1次情報を無料で提供している訳であり、表示されているニュースの配信料はマスコミ各社に払われている訳ではない。1次情報を無料で配信され、2次情報はblogの方が優れていれば、マスコミの皆さんは一体どうやって食っていくのだろう。今はまだいいかもしれないが、後10年は持たんだろう。。。
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by ikeday1 | 2005-05-06 00:10 | 日頃の思い