いろいろなんでも


by ikeday1
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

北朝鮮への武力攻撃はあり得るか?

北朝鮮の核実験が目前に迫っている。ニューヨークタイムズの記事なのだが、本当のところはどうなのだろう?この情報CIA経由らしいが、イラクの大量破壊兵器疑惑での大汚点の後だけに、容易には信じることができない。

しかし、もし仮に北朝鮮が核実験を行ったらどうなるだろう。少なくとも6カ国協議は吹っ飛んで、中国に対するふがいなさは大きな非難となるだろう。そんな枝葉は置いておくことにして、米国による武力行使の可能性だ。米国はイラクの教訓から、猪突猛進はあまり良いやり方でないことを学んでいるだろう。つまり、米国だけでの攻撃は下策であり、少なくとも多数の国からの支持がない限り武力行使はないと考えるべきだ。では、どのようなやり方で多数の国から支持を取り付けるのか?国連か?勿論、我が国はいち早く国連の安保理にこの問題を提議するに違いない。そのとき、アメリカは武力行使の支持を安保理に働きかけるだろう。常任理事国でない韓国の動きはとりあえず置いておくとにして、中国はどうするだろう。「アメリカは北朝鮮をあまりにも敵視しすぎてきた。彼の国は生き残るために核兵器を保持しようとしたことは、生存権に属する権利であり、武力による攻撃には賛成できない」なんてことを言って、拒否権を発動することは十分予測できる。これでは安保理で経済制裁なんて甘っちょろい決議が出ることはあるかもしれないが、武力行使には踏み込めない。つまり、安保理は北朝鮮の核保有を実質的に認めたことになってしまう。

一方、我が国の立場であるが、米国による北朝鮮の核関連施設の攻撃は第2次朝鮮戦争を勃発させることが確実であり、近隣の国で戦争が起きれば我が国としても「周辺事態の発生」ということで、他人面できないことは日米防衛協力のガイドラインで示されている。たとえそれが後方支援担当だとは言え、参戦を余儀なくされる。終戦以来始めての参戦である。これに、政治家達が躊躇しないだろうか?我が国はこれまでも北朝鮮に対する武力行使は支持しない旨主張している。核実験がそのスタンスをひっくり返すトリガーとなり得るのだろうか?更に言えば、米国による攻撃は、北朝鮮に取っての同胞である韓国に対する戦争を引き起こす第2次朝鮮戦争ではなく、我が国への直接的な核攻撃を招く恐れさえある。おいおい。。これじゃあ我が国の政治家だって北朝鮮攻撃を認めるわけにはいかないじゃないか。。

そうなったとき、果たして北朝鮮に核保有を破棄させるための有効な方策はあるのか?私はないと思っている。北朝鮮が直接敵対したい米国は遠くあまりにも強大であるが、日本はそうでもない。韓国は民族の同胞である。どう考えても、北朝鮮の核は我が国に向かっている。さて、核兵器に対しては相互破壊戦略が有効であることは冷戦が十分に教えてくれた。いよいよ我が国も核武装すべきなのだろうか?
[PR]
by ikeday1 | 2005-05-08 00:22 | 日頃の思い