いろいろなんでも


by ikeday1
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発症から再燃

私は潰瘍性大腸炎の患者です。実は、18年ほど前に発症して、約4ヶ月間入院しました。便に血が混ざる症状が出始めて、そのうち血しか出なくなる。更にその下血が1日に10回以上発生するようになり、病院に駆け込みました。そのときは本当につらかった。プレドニンというステロイド剤を大量投与して、なんとか腸を切らずに済んだのですが、この病気、原因がはっきりしないばかりか、完治することがほとんどないそうで、病状が収まっている「緩解」という状態と、病気が活発になる「再燃」という状態を繰り返すそうです。私の場合、この寛解期が約18年間続きました。退院直後にはプレドニンとサラゾピリンという薬を飲用し、治療を続けていたのですが、そのうち何の症状も出なくなり、薬も飲まなくなり、私自身この病気のことをすっかり忘れていました。
しかし、昨年末くらいから、便に血が混ざるようになり、大腸ファイバーを受けたところ、どうやら再燃しかかっているとのことで、とりあえず、薬による治療を始めました。出血もあったりなかったりで、余り激しい症状でなかったこともあり、薬を飲むだけで、普通の生活を送っていました。しかし、8月末から急激に痛みが激しくなり、歩くことも困難になったため、急遽入院。45日間入院生活を送りました。
再び大腸ファイバーを受けると、その潰瘍は左側の大腸を著しく痛めており、重症だと診断されました。この病気は免疫疾患であり、自らを攻撃してしまうために潰瘍を発生するそうで、悪くなるときは2〜3日でこんな状態にしてしまうこともあるそうです。直ちにプレドニンとサラゾピリンによる投薬治療が始められました。そして約3週間にわたり、大腸を休めるために口からの食事が止められ、胸からの点滴による栄養補給を受けることになりました。いやぁ、口から食べられないというのはつらいですねぇ。特にテレビではグルメ番組や料理番組が数多くあり、そんなものを見ていると「いつかは食べてやるぞ」ということが、本当に強い願望になります。もともと食道楽だった私は、歯軋りをしながら耐えました。
入院後、約2週間で激しい痛みや、出血が止まり、便の回数も減少傾向になってきたことから、ステロイド剤(プレドニン)の投薬量を減少させるフェーズに入りました。しかし、このやり方が難しく、乱暴に減少させると「再燃」させてしまうこともあることから、慎重にも慎重を重ねて減少させることにしました。また、このステロイド剤は免疫機能を減少させることから、ウイルス等による感染症が心配され、風邪などを引くと腸炎を発生させ、また、元の木阿弥になってしまう可能性もあります。ということで、入院中はほとんど病室から出ることなく、ただ寝ている状態を続けるしかありませんでした。これもつらかった。結局、入院中に体重が11kg減少し、筋肉もほとんど落ちてしまいました。更に、血液中の鉄分が減少して、貧血を起こしやすくなりました。鉄分の補給は胸からの点滴では難しく、腕から別の点滴をしなければならないのですが、私の場合、腕の血管が埋もれてしまっており、飲み薬による補給を試みました。しかし、鉄剤投薬後、止まったはずの出血が発生したことから急遽中止。中止したことで出血も止まったことから、鉄分の補給は口からの食事が可能になった段階で、食事による補給に努めることにしました。
入院3週間後、口からの食事が始まりました。まずは重湯のようなものを食べたのですが、これがおいしかったこと!少なくとも口から食べられるということは本当に幸せなんだと実感しましたよ。約1週間、流動食の食事を取った後、3分粥を1週間、5分粥を1週間取った後で、退院となりました。
当然、退院となった後でも、食事制限はありまして、脂肪分が多い肉や乳成分(チーズ等を含む)、繊維質が多いきのこ、海藻類はダメ。魚を中心とした献立で食事をしています。ところが、この魚中心の食事がうまいうまい!日本人に生まれて本当によかったとつくづく思います。潰瘍性大腸炎はアメリカでも多いと聞いていますが、ステーキやハンバーガー、ピザが大好きなアメリカ人はどんな食事をしているのだろう?本当に気の毒です。
さて、潰瘍性大腸炎になった顛末はおおむね書きましたので、今後は日常の暮らしについて時々書こうと思います。
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by ikeday1 | 2004-10-25 18:28 | 潰瘍性大腸炎