いろいろなんでも


by ikeday1
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「カエサルを撃て」 佐藤賢一著

以前からローマ史に結構はまっている。そもそも、塩野七生さんの「ローマ人の物語」を読んで、2000年も前の人間達が発達させた文明にひどく感銘を受けたのが始まりである。そのなかでも,ユリウスカエサルという人物に非常に興味を持ち、色々な本を読んだ。例えば、カエサル著の「ガリア戦記」、長谷川博隆著の「カエサル」などである。カエサル好きが高じてカエサルの胸像を職場の机に飾るほどである。

この佐藤賢一の本は、カエサルが8年にも渡って遠征した、ガリアでの戦いが舞台であり、ガリア側の大将はウ゛ェルチンゲトリクスである。登場人物は、カエサルは冴えない中年男で,対するウ゛ェルチンゲトリクスは威風堂々とした神々しい美青年であると描いており、それまで読んでいた本での、「カエサルとは偉大な人物である」との描写からはかけ離れたものである。それだけに読み進むと何とも言えない違和感があり、夢中にさせる。史実が示すように最終的にはカエサルがガリアを征服してウ゛ェルチンゲトリクスは囚われの身になるのだが、降伏した後もカエサルはウ゛ェルチンゲトリクス個人に勝てなかったと強調しており、佐藤賢一氏はカエサルが相当お嫌いなんだろう,またはウ゛ェルチンゲトリクスが相当お気に入りなんだろうと思った次第である。

実は、この本の存在は、とあるインターネット上の感想文から知り得たのだが、カエサルをださく描いているという事で、非常に興味がわき、すぐにでも読みたくなったものである。最近市民図書館で見つけたので読む事にしたのだが、非常に楽しく読む事ができた。しかし、私としてはカエサルの偉大さはよくわかっているつもりであり、「このような見方もあるのだなぁ」くらいの感想である。皆さんもカエサルファンであるならば、一度読んでみる事を勧めたい。
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by ikeday1 | 2004-11-02 22:10 |