いろいろなんでも


by ikeday1
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電子ブック

電子ブックにとてつもなく大きな可能性を感じている。そもそも、紙を使用する必要もなく本が持つ機能を再現する事ができれば開発途上国の有する森林資源の確保にも繋がるし、なによりも紙でできている「本」という物の、物理的な質量、容量を運搬する必要がなくなるなど多くの点でメリットがある気がするからだ。また、紙の原料代、本の運搬代が必要なくなれば本自体が有する情報の代金としては低価格化するはずで、更に発展すれば、本屋というものも必要なくなるかもしれない。つまり、インターネット等を通じて、本の内容をリーダーにダウンロードして販売するという方法である。これであれば、あれだけ大規模な店舗や図書館を構える必要もなくなり、本屋を儲けさせるための価格設定も変化するはずだ。

しかしながら、現実には電子ブックのソフトが紙の本と比較して大きく価格面でのメリットがあるわけではなく、ハードウエアである電子ブックを読むためのリーダーは約4万円もしている。文庫本1冊が約1000円、ハードカバーは2000円程度の価格なので、4万円をはたいてリーダーを買う人間が多くないのもうなずける。すなわち、電子ブックを利用する人間は少数である故に、ソフト(本の中身)の販売量も少なく、結果、ソフトの価格競争が起きないために価格も下がらないというわけだ。

現在のところ、ソニー松下電器が電子ブックのリーダーを販売しているが、両者とも本のメタファーを再現する事を目標としているようだ。私個人の考えでは、電子ブックは本より軽く、薄く、できればバッグなどに入れる事なく携行できるようなものが望ましと思う。男性の場合は、ポケットという便利なものがズボンについているが、女性のファンシーな服にはそんな無粋なものはついていない。電子ブックリーダーはポケットやバッグなしに携行できるようなファッションの一部として認知できるデザインが必要になるのではないか(妻の意見でした)。更に、機能としては本のメタファーを再現するものだけでなく、携帯電話や、電子手帳のようなものも取り込んで、身につける情報端末として発展すべきであると思う。

この分野は必ず大きな市場となる。そのためには出版業界や、本屋の業界等の大変革が必要となり、大きな利権が絡んでいるので一筋縄では行かないだろう。しかし、情報を供給し,本を売る事で本当に利益を得るべき作家達の利権を考えれば、作家達は出版業界を通す事なく自分の作品を市場に出す事ができるわけで、「電子ブック」はあるべき姿を追求できる一つの回答となると考えている。
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by ikeday1 | 2004-11-14 22:21 |