Mac mini登場!
2005年 01月 16日
Mac miniが登場した。これまで、「iMacにディスプレイが付属しないで、5万円以下のマシーンが出ればウインドウズに対抗できるのではないか」と言われてもう5年以上たってしまった。今登場したMac miniは5万円は切れなかったものの、そんなマシーンであり、ウインドウズに牛耳られているパソコンのシェアをいくらかでもマック側に引き寄せる事ができるのだろうか?実際、ウインドウズの95%以上のシェアは長期にわたっており、パソコンに手を出しにくいだろうと思われていたお年寄りにも普及している。若い人たちにはその乗り換えは容易なのかもしれないが、お年寄りには無理なのではないかと思う。こうなる前にこのような製品をアップルは作るべきだった。
しかし、Mac miniはウインドウズユーザーをマックに引き寄せるための大きな戦略の一部であるとは、十分に考えられる。なぜなら、iPod+iTuneのコンビでオンラインミュージックに君臨し、ウインドウユーザーもこのアップル製品を楽しんでいる。更に、先頃出したiMacでは「iPodを作ったメーカーが作ったコンピューター」という逆説的な宣伝を打ってきた。しかし、iMacは製品としては優れているが、高価なものであるため、ウインドウズユーザーがiMacに乗り換えるためにはかなりの決心を必要とさせている。このような布石を打っておいた上で、Mac miniを「ちょっと使ってみようかな」という気を起こさせる価格帯で登場させた。また、アップルのページでは,ウインドウズで使っていたマウスやモニタはそのまま使えるとしており、マックのシェア拡大の一手である事は明らかである。どこかのサイトでは、「iPodのための究極の周辺機器」と表現していたところもあったなぁ。
さて、製品は1.25GHz版が58,590円で、256MBのメインメモリーである。CPUはG4であることから、そこそこの性能を有していると考えられる。従来からのマックユーザーである私でも、「試してみたいな」と思う。ある女性が、「折りたたみ式のモニタとキーボードがあって、バニティバッグに入る大きさのものなら、いいかもね。」と言っていた。持ち運びたいのかぁ?いやはや、何とも興味のつきない製品である。
by ikeday1
| 2005-01-16 16:27
| Macintosh