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いろいろなんでも


by ikeday1
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安保理へ行くべし!

6カ国協議に対するアメリカの態度が変わりつつあるサインが感じられる。アメリカとしては核武装宣言をした北朝鮮に対して、6カ国協議は無意味なのではないかという考えではないか。ブッシュ大統領は金正日にミスターをつけて若干の敬意を表した。そもそも、ミスターと言う表現は尊称でも、敬称でもなく、「ドクター」や「プレジデント」という特別に尊敬すべきタイトルを何も持ち合わせていない者に対し使うものであるが、安保理に核武装問題を付託されたくない北朝鮮は、「ミスター」で小躍りして、早速6カ国協議への参加を表明してきた。その一方でライス国務長官は北朝鮮を「圧政の前線基地」と表現し、あくまでも人権無視の独裁国家であると非難し、ブッシュ大統領も脱北者家族と面会するなど、人権重視の立場を北朝鮮に対して明確にしている。アメリカ側は「北朝鮮は協議に復帰できないという口実をつくりたがる」との考えを明らかにしているが、アメリカこそが6カ国協議をやめて、安保理で北朝鮮を糾弾するフェイズを模索しているように思えてならない。それに反して、韓国、中国は「とりあえず北朝鮮を6カ国協議に引き戻せば、国際世論は沈静化する。核の破棄の可否はどうでもよい」と考えているに違いない。

先日も書いたが、核武装を宣言した北朝鮮に対して6カ国協議はあまりにも無力である。いったん核武装した北朝鮮が、数時間の会談でその破棄を決心するはずがない!北朝鮮が核兵器を背景にした国際政治に打って出る前に、この問題を安保理に付託すべきである。

米韓大統領の首脳会談では、仲がいいところを取り繕ったようだが、どう考えても韓国は北朝鮮よりであり、それは首脳会談でも払拭されなかった。本日、日韓首脳会談が行われるが、我が国の小泉首相は「北ばかり見ていると怪我をするぞ」と忠告できるだろうか?
by ikeday1 | 2005-06-20 07:19 | 日頃の思い