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いろいろなんでも


by ikeday1
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亡国のイージス

亡国のイージス_b0050317_1925619.jpgネタバレを含んでいます。

結構楽しめた映画だ。原作を読んでみないとわからないのだが、福井氏の主張したいところは防大生の論文にあったのか?「この国はもはや国家としての体を成していない。」というものだが、この論調に対しては様々な意見があるだろう。私自身は、「こんな国があっても良いじゃない?」と思っている。国家の責任とか責務とかばっかりで頑張ってきた戦前も意義がある国家像だったかもしれないが、今みたいに「何となく国家である」というありかたもあるんじゃないかと思う。もちろん、私にもこの国を愛する感情はあるので、中国や韓国のように「問答無用に日本が嫌い」な国家には嫌悪感を感じるし、彼らの力をそぐためなら色々な努力もすべきだとは思っている。更には、我が国に対して武力で侵攻しようとする者やテロを掛けようとする者たちに対しては、断固とした態度でいたいとも思う。でも肩肘張らずにやっていこうよ。。それでも結構幸せなら良いじゃん。

映画自体はスティーブンシガールの「沈黙の艦隊」と似ている。テロリストたちから艦を守るのがコックか先任伍長かの違いである。しかしながら日本の自衛隊特有のシビリアンコントロールが出てきたり、浪花節的な決断場面など、私は楽しんだ。自衛官の物腰の柔らかさと対照な北朝鮮の軍人たちの冷徹さも十分描かれていたりしてとても面白い。

この映画は自衛隊が全面協力しているらしいが、やはり本物が出ていると迫力が違う。最近の自衛隊は「戦国自衛隊」やら「ウルトラマンネクスト」など、いろいろな映画に協力している。それで自衛官の募集は助かっているのだろうか?興味のあるところでもある。

しかし、これが本当の物語であったら、この事件が終わった後自衛隊は大変なことになるだろうな。。。
by ikeday1 | 2005-09-13 19:25 | 映画