非難決議採択
2006年 07月 16日
北朝鮮非難決議が国連安全保障理事会で決議した。結果から言うと、中国の勝ちである。先日私は孤立する中国と尻馬に乗る韓国という論旨のエントリーを書いたが、一夜明けてみると、中国の政治力が勝った現実に直面した。うまく行かないものである。麻生外務大臣などは「(北朝鮮への制裁決議と)拘束力は変わらない」などと言っているが、この問題は、日米をはじめとする安保理13カ国が中国とロシアの政治力に屈服した事を表している。情けない限りである。
安保理で採択された決議はこのとおりであり、その中には北朝鮮の6カ国協議への即時復帰とミサイル発射の凍結が要求されている。国連憲章7章の記述がなくなった時点で、この要求は努力ベースとなり、いつまでにやらなければならないという期限は明記されていない。しかし、中国の方針を大々的に受け入れている決議であるので、この通り北朝鮮が行動しない限り、この責任が中国にのしかかってくるのは間違いない。中国の積極的な働きかけに期待するしかないだろう。
それにしても、米国の政治力も衰退したものだ。我が国の発言力も高まったと見ていたのだが、中国一国にしてやられた。国際的な発言力はここまで差がついてしまったのだろうか?これでは常任理事国などになれるわけがない。もう一度出直しだ。
安保理で採択された決議はこのとおりであり、その中には北朝鮮の6カ国協議への即時復帰とミサイル発射の凍結が要求されている。国連憲章7章の記述がなくなった時点で、この要求は努力ベースとなり、いつまでにやらなければならないという期限は明記されていない。しかし、中国の方針を大々的に受け入れている決議であるので、この通り北朝鮮が行動しない限り、この責任が中国にのしかかってくるのは間違いない。中国の積極的な働きかけに期待するしかないだろう。
それにしても、米国の政治力も衰退したものだ。我が国の発言力も高まったと見ていたのだが、中国一国にしてやられた。国際的な発言力はここまで差がついてしまったのだろうか?これでは常任理事国などになれるわけがない。もう一度出直しだ。
by ikeday1
| 2006-07-16 13:40
| 危機管理