わっはははは。。さすが北朝鮮。期待を裏切らないぜ。共同宣言の効果も24時間持たなかったな。。正直なところ、協議の席では北朝鮮の核廃棄と軽水炉提供はどちらが先だと話し合っていたのだろう?共同宣言の文面だけを見ると、(1)北朝鮮は、すべての核兵器及び現在の核計画を放棄し、一日も早く「核拡散防止条約」(NPT)に復帰するとともに、「国際原子力機関」(IAEA)の保障・監督下に戻ると確約し、(2)北朝鮮は、核エネルギーの平和利用の権利を擁することを声明し、その他各国はこれを尊重すると表明するとともに、適当な時期に北朝鮮に軽水炉を供与する問題を討論することで合意しているようだ。すなわち、「一日も早く」核を廃棄し、「適当な時期に」軽水炉提供を討議する事になっている。日本語に翻訳されているので、共同宣言の正確なところはいまいち不明だが、この文面では核廃棄が先だろう?そう読めないとするなら、日本語訳が間違っていることになる。
どうやら、「軽水炉が先」と言ったのは6カ国協議に参加していた外務次官の金桂冠氏のようだ。そうなると、どちらが先かの問題はきちんと議論されなかったのか?それとも今後の課題として、議論を先送りにしたのか?もしそうであるなら、日本は共同宣言に署名すべきではなかった。北朝鮮に良いようにやられたわけだ。情けない。。。政府はこの点について明確に説明すべきであろう。拉致も解決しそうにない、核廃棄は支援がまず先ならば我が国は北朝鮮に何の支援をする必要もない。細田官房長官は「(北朝鮮をのぞく)5カ国は核放棄が先であるとの認識だ」と述べているが、北朝鮮のシンパである韓国は「軽水炉が先」の主張に対して理解を示している。おいおい。。。どっちやねん!11月の第5回6カ国協議ではこの点についてはっきりさせる必要がある。もし、曖昧にするままなら、我が国は6カ国協議から脱退すべきだ。5カ国でやってくれ!そのかわり何の支援もしない!当たり前だろう?
毎日新聞より、共同宣言の全文を掲載しておく。
第4回6カ国協議の共同声明に盛り込まれた合意事項全文は次の通り。
一、6カ国は平和的な方法による、検証可能な朝鮮半島の非核化が6カ国協議の目標であると重ねて表明した。
北朝鮮は、すべての核兵器及び現在の核計画を放棄し、一日も早く「核拡散防止条約」(NPT)に復帰するとともに、「国際原子力機関」(IAEA)の保障・監督下に戻ると確約した。
米国は、米国が朝鮮半島に核兵器を持っておらず、核兵器や通常兵器によって北朝鮮を攻撃する意図はないと確認した。
韓国は、92年の「南北非核化共同宣言」に基づき、核兵器を持ち込まない、配備しないとの確約を重ねて表明するとともに、韓国領土には核兵器がないことを確認した。92年の「南北非核化共同宣言」は順守・実行されるべきである。
北朝鮮は、核エネルギーの平和利用の権利を擁することを声明した。その他各国はこれを尊重すると表明するとともに、適当な時期に北朝鮮に軽水炉を供与する問題を討論することで合意した。
二、6カ国は「国連憲章」の趣旨、原則並びに国際関係について認められた規範を順守することを確約した。
北朝鮮と米国は、相互の主権を尊重し、平和共存し、2国間関係に関するそれぞれの政策に基づき、国交正常化を実現するための措置をとることを確約した。
北朝鮮と日本は、「日朝平壌宣言」に基づき、不幸な過去を清算し、懸案事項を適切に解決することを基礎として、国交正常化のための措置を取ることを確約した。
三、6カ国は、2国間及び多国間で、エネルギー、貿易及び投資分野での経済協力を促進することを確約した。
中国、日本、韓国、ロシア、米国は、北朝鮮にエネルギー支援の意向を表明した。
韓国は、北朝鮮に対する200万キロワットの電力供給に関する05年7月12日の提案を再確認した。
四、6カ国は、北東アジア地域の恒久平和と安定のため共に力を尽くすことを約束した。直接の当事国は、朝鮮半島の恒久的な平和メカニズムの確立について別途、交渉していく。
6カ国は北東アジアの安全保障協力を促進するための方策を探求することで合意した。
五、6カ国は、「約束対約束、行動対行動」の原則に基づき、協調的で一致したステップを取り、上記の共通認識を段階的に実行に移していくことで合意した。
六、6カ国は05年11月上旬、北京で第5回6カ国協議を開催することで合意した。具体的な日程は別途話し合う。
どうやら、「軽水炉が先」と言ったのは6カ国協議に参加していた外務次官の金桂冠氏のようだ。そうなると、どちらが先かの問題はきちんと議論されなかったのか?それとも今後の課題として、議論を先送りにしたのか?もしそうであるなら、日本は共同宣言に署名すべきではなかった。北朝鮮に良いようにやられたわけだ。情けない。。。政府はこの点について明確に説明すべきであろう。拉致も解決しそうにない、核廃棄は支援がまず先ならば我が国は北朝鮮に何の支援をする必要もない。細田官房長官は「(北朝鮮をのぞく)5カ国は核放棄が先であるとの認識だ」と述べているが、北朝鮮のシンパである韓国は「軽水炉が先」の主張に対して理解を示している。おいおい。。。どっちやねん!11月の第5回6カ国協議ではこの点についてはっきりさせる必要がある。もし、曖昧にするままなら、我が国は6カ国協議から脱退すべきだ。5カ国でやってくれ!そのかわり何の支援もしない!当たり前だろう?
毎日新聞より、共同宣言の全文を掲載しておく。
第4回6カ国協議の共同声明に盛り込まれた合意事項全文は次の通り。
一、6カ国は平和的な方法による、検証可能な朝鮮半島の非核化が6カ国協議の目標であると重ねて表明した。
北朝鮮は、すべての核兵器及び現在の核計画を放棄し、一日も早く「核拡散防止条約」(NPT)に復帰するとともに、「国際原子力機関」(IAEA)の保障・監督下に戻ると確約した。
米国は、米国が朝鮮半島に核兵器を持っておらず、核兵器や通常兵器によって北朝鮮を攻撃する意図はないと確認した。
韓国は、92年の「南北非核化共同宣言」に基づき、核兵器を持ち込まない、配備しないとの確約を重ねて表明するとともに、韓国領土には核兵器がないことを確認した。92年の「南北非核化共同宣言」は順守・実行されるべきである。
北朝鮮は、核エネルギーの平和利用の権利を擁することを声明した。その他各国はこれを尊重すると表明するとともに、適当な時期に北朝鮮に軽水炉を供与する問題を討論することで合意した。
二、6カ国は「国連憲章」の趣旨、原則並びに国際関係について認められた規範を順守することを確約した。
北朝鮮と米国は、相互の主権を尊重し、平和共存し、2国間関係に関するそれぞれの政策に基づき、国交正常化を実現するための措置をとることを確約した。
北朝鮮と日本は、「日朝平壌宣言」に基づき、不幸な過去を清算し、懸案事項を適切に解決することを基礎として、国交正常化のための措置を取ることを確約した。
三、6カ国は、2国間及び多国間で、エネルギー、貿易及び投資分野での経済協力を促進することを確約した。
中国、日本、韓国、ロシア、米国は、北朝鮮にエネルギー支援の意向を表明した。
韓国は、北朝鮮に対する200万キロワットの電力供給に関する05年7月12日の提案を再確認した。
四、6カ国は、北東アジア地域の恒久平和と安定のため共に力を尽くすことを約束した。直接の当事国は、朝鮮半島の恒久的な平和メカニズムの確立について別途、交渉していく。
6カ国は北東アジアの安全保障協力を促進するための方策を探求することで合意した。
五、6カ国は、「約束対約束、行動対行動」の原則に基づき、協調的で一致したステップを取り、上記の共通認識を段階的に実行に移していくことで合意した。
六、6カ国は05年11月上旬、北京で第5回6カ国協議を開催することで合意した。具体的な日程は別途話し合う。
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by ikeday1
| 2005-09-20 18:42
| 危機管理